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「自筆証書遺言における押印は、指印でよいか?」

裁判所の判断(最判平成元年)では、「自筆証書によって遺言するには、遺言者が遺言の全文、日付および氏名を自書した上、押印することを要するが(民法968条1項)、右にいう押印としては、遺言者が印章に代えて拇印その他の指頭に墨、朱肉等をつけて押捺すること(指印)をもって足りるものと解するのが相当である。」です。

紛争防止の観点からは、「押印」は、本人のものであることの立証が困難な指印ではなく、対照用の印影が保存されている実印、銀行届出印等を使用することが望ましいでしょうね。

2013/05/15新着情報相続税・贈与税に関するコラム

「五稜郭が信州にある?」・・・函館以外にもあった

五稜郭というと「函館の?」という答えが直ぐに返ってきますね。最近知られるようになりましたが、信州の佐久市田口にある龍岡城も函館五稜郭と同様に星形をしたいわゆる「五稜郭」なのです。幕末の1867年に一応の完成をみました。一応というのは、城郭の後方の二稜に堀がないのです。また、砲台も一か所しか無く、実戦用の函館五稜郭に比べると少し心細いです。築城した藩主は、開明的な人物であったようで、フランスの軍事顧問団と通訳なしで、会話ができたとされていることから、フランス式の新築城法を取り入れたとのことです。

しかし、何故こんな辺鄙で軍事拠点になりそうもない地域(地元の皆さんゴメンナサイ)に築城したのでしょうか?調べても判りませんが、私流に解釈すれば、英明なる偉人に対し失礼かも知れませんが、いわゆる「フランスかぶれの道楽」であつたと思います。ただ、この道楽のお蔭で城郭愛好者を大いに楽しませてくれています。ありがとうございます。

2013/05/14所長ブログ新着情報

「泣ける言葉」・・・良い会社とはスタッフが辞めない会社

最近「ブラック企業」という言葉が各メディアで取り上げられています。この「良い会社とは、スタッフが辞めない会社」とは、ある経営者によれば、会社をより良い方向に変えていくために、一番初めに取り組むのは「スタッフの休憩する場所」の改善であると言います。

これには、経営者側の「自分たちはスタッフを大切にしている会社です」というメッセージが込められているとのことです。これはスタッフ側に迎合しているのではなく、会社を良い方向に変えていくには、先ずは「リーダーの意識が変わった」ということを先に示すことだそうです。

高邁なる理念や専門的な香りのする経営理論より身近なところに「打つ手」は潜んでいるかも知れませんね。

2013/05/14所長ブログ新着情報

「一書入魂」・・・フジコ・ヘミング 運命の言葉   フジコ・ヘミング

最近フジコ・ヘミングのピアノ・コンサートの新聞広告が目についていましたが、、書店でこの本に偶然に出会いました。

このピアニストについての知識は、今まで皆無でしたが、結構著名な方だと識りました。著者に限らず、「芸術家」とは押し並べて「人生の重荷」を背負わされる場合が多いと思いました。「報われなかったことや辛かったことに耐えた経験が、音の響きや音色に表れ、プラスになっている。そんな嬉しい実感があった。」とは、著者の言葉です。

次の言葉も強く印象に残りました。「ジョルジュ・サンドがどこかに書いていたけど、誰でも遠いところにあるものに憧れる。手に入ってしまうとそれで終わり。次のことに憧れる。それが人間。だから始末におえない。」

2013/05/13一読入魂新着情報

「私の趣味 城郭巡り」・・・鳥羽城(三重県鳥羽市)

この城は、20余年前に訪れたことがありますが、当時は夕方であったことと城跡が今ほど整備されていなくて、城山を見上げただけで帰った記憶があります。今回は、駅の側の案内図を見ているとボランティの人が近寄って来てパンフレットで道順を親切に教えてくれました。

本丸からの眺望は格別で、九鬼水軍の実力を恐れ、九鬼家を兵庫県の海のない三田市に移封したのも納得しました。

この城の特徴は、大手門が海に開いた水門で、内陸側には堀を巡らせ、四方を海に囲まれた「海城」であったことです。当時の絵図を見ますと、水軍の基地に相応しい城であったことが分ります。

2013/05/13所長ブログ新着情報

「一書入魂」・・・男おひとりさま道  上野千鶴子

ベストセラーの「おひとりさまの老後」の著者の本ですが、まだ読んでいません。「男おひとりさま道」の題名に惹かれて購入しました。読み進めていくうちに、女房の目に付かないところに置いておこうと思うようになりました。こちら(夫側)の手の内を見られるような気がしたからです。

この著者は、最近某全国紙の「人生相談」で男子中学生の悩みに対する回答内容が、公共メディアに載せる内容ではないという非難を受けていましたが、「当たり前の本当のこと」を述べていると思いますが・・・。著者は私と同じ年の生まれですが、たぶん「明治ならぬ昭和は遠くなりにけり」との感想を持たれたことと邪推いたしております。

ところで、この本の内容ですが、女性からズバリこのように言われると「言い訳、ごまかし」がもはや効かないように思いました。ただ、どう足掻いても最終結果は同じではないかと、やや諦めに似た感想も懐いております。

2013/05/12所長ブログ新着情報

「私の趣味 城郭巡り」・・・田丸城(三重県玉城町)

北畠家の養子となった織田信長の二男の信雄が、この地にあった玉丸城を堅固な城郭に修築した。江戸時代に紀州和歌山藩領になると、家老の久野家が城代として代々城主となって明治を迎えた。

城郭愛好家がこの城跡を訪れると、たぶん同じような感想を懐くと思われます。というのは、交通の便が悪く1時間に一本程度停車するJRの参宮線の田丸駅でおりると15分程で城跡に行き着きますが、城跡を取り巻く堀や石垣がほぼ当時の面影を残していますので、ビックリするとともに、もっと早く来るべきだったと思うのです。

本丸には「郷土に関する講演会記念」として毎年異なる講演者の記念植樹がされていますので、「城がある郷土」に対する誇りと愛着に強く印象付けられる城跡です。

2013/05/12所長ブログ新着情報

「すしにまつわる話」

「すし」を漢字で書くと、「鮨」と「鮓」と「寿司」の三っがあります。関東では、「鮨」、関西では「鮓」が多く使われ、「寿司」は全国的に見られます。「寿司」は縁起を担いだ当て字だそうです。

「すし」は一貫一口半の大きさで握るのは、一口で入ってしまっては、その旨さが次の楽しみに残らないため、一口では食べきれない大きさにすることによって、旨さの余韻を半分残し、続けて楽しむようにした。・・・とのこと。

こういう話は面白いですが、「ホント」ですか~?

2013/05/11所長ブログ新着情報

「割増賃金の仕組み」

労働基準法では、1日8時間、週40時間の法定労働時間を超えて働かせた場合、通常賃金の25%以上の割増賃金を払うよう雇用主に義務付けています。深夜労働(午後10時から午前5時)についても25&以上の割増賃金を払う決まりなので、残業が深夜に及んだ場合、割増率は合わせて50%以上となります。また、原則として週1日の「法定休日」に働かせた場合は、割増率35%以上と決められています。休日労働が深夜に及んだ場合、割増率は60%、以上になります。

サービス残業という言葉に象徴されるように、超過勤務で労使間にトラブルが発生する事例が後を絶ちません。残業時間を正確に算出するためには、労使双方の共通の基準・確認方法・相手の立場の認識等を最初から明確にしておくことが必要です。

2013/05/11所長ブログ新着情報

「聞いた話」・・・お花見は花粉症対策?

「大江戸食べもの歳時記」(永山久夫著)に載っていましたので、紹介します。

「日本人の花見の特徴は、外側から眺めて鑑賞するだけでなく、花の下に入って楽しむところにある。この習慣は、おそらく、花の下に入ることによって、花の霊気を受け止め、生命力を補給するという古代以来の自然信仰の表れと思われる。

森林浴に花粉浴がプラスされた、科学的な健康法といってよいだろう。満開の下で、どんちゃん騒ぎをする。すると、枝がゆれて花粉が盃の中にとび散る。それを受けて飲むのである。花粉には、ビタミンやミネラル類、酵素が多いから、生命の活性化に役立つ。昔は花粉症などなかったのも、ふだんから自然に親しみながら生活していたためだろう。」

たしかに、小さい時から様々な花粉を吸い込んできた私のような信州人は花粉症になりませんが、何となく本当のことらしく思えますね。

2013/05/10所長ブログ新着情報