受益権の複層化とは、受益権を元本受益権と収益受益権に分けることです。
不動産の場合、不動産そのもの(元本受益権)と家賃収入(収益受益権)に置き換えることが出来ます。
複層化における受益権の評価(財産評価基本通達202)では、以下のように規定されています。
収益受託者が取得する収益受益権の評価額・・・課税時期の現況において推算した受益者が将来受けるべき
利益の価額ごとに課税時期からそれぞれの受益の時期までの
期間に応ずる基準年利率による複利原価率を乗じて計算した
金額の合計額
元本受益者が取得する元本受益権の評価額・・・財産評価基本通達に定めるところにより評価した課税時期に
おける信託財産の価額から、収益受益権の評価額を控除した
価額
従って、受益権が複層化された信託の信託財産が、高収益資産の場合には、元本受益権の評価は低くなります。つまり、評価の低い元本受益権を信託設定時に、相続人予定者に生前贈与しておけば、相続税対策になるという考え方もありますが、受益権が複層化された信託が、信託財産の全部の評価とされるとする説もあります。
2016/07/27所長ブログ・新着情報
法人格とは、法律の規定により権利能力(人格)が付与された団体及び法人であり法人の権利能力(人格)が法人格です。
法人格の種類としては、株式会社、持分会社(合同会社、合資会社、合名会社)、一般社団・財団法人が
あります。
このうち、合同会社が株式会社より安価で設立することが出来るため、新設法人では、この法人格を選択するケースが最近目立っていますので、その特徴を説明します。
設立のための費用が、株式会社の約3分の1で、設立時に定款認証は不要です。株主総会の代わりに社員総会があり、業務執行する役員は業務執行社員とされ、原則として任期の定めはありません。
2016/07/12新着情報
本年4月1日から未成年者向けの少額投資非課税制度(ジュニアNISA)が始まりました。
ジュニアNISAは年80万円まで親が未成年に代わり株式や投資信託に投資すると、配当や売却益に本来かかる20%の税金が5年間かからない制度です。
ジュニアNISAの現在の口座数が伸びていないのは、引き出し時期に制限があり、口座開設手続きもやや面倒なためと言われています。
成人向けはいつでも引き出し可能ですが、ジュニア向けは子が18歳になるまで、売却しても原則、引き出せません。
また、口座開設に必要な書類も少なくなく、親子それぞれの本人確認書類に加え、親子関係を証明する書類も必要となります。
口座の名義人は子供本人ですが、資金は祖父母や両親が出して運用・管理します。19歳まで利用できますが、資金の引き出しは18歳になるまでできません。大学への進学資金や結婚、住宅取得としての活用が想定されています。
子供が小さいころから利用すれば計画的に将来の教育資金が貯められます。また、祖父母が孫のために贈与をする場合の受け皿としても利用できます。
2016/06/27新着情報
「私募債」とは、簡単に発行できる社債の一種です。
主に取引先の経営者や知人に、発行した社債(私募債)を買ってもらうことにより、資金を調達しようとするものです。
(私募債が発行できる条件)
1.法人であること。
2.社債を購入する人が50名未満であること。
3.社債一口の金額が、社債発行総額の50分の1よりも大きいこと。
社債の譲渡制限を設けること。
以上の条件をすべて満たした少人数私募債であれば、自社内での手続きのみで発行することができます。
(メリット)
1.返済計画に余裕が持てる。
2.比較的簡単に発行できる。
3.協力が得やすい。
4.社債の管理会社は不要。
(デメリット)
1.募集は縁故者に行うことが原則なため、必要な資金が調達できない場合がある。
2.担保や保証人がいないため、信用面のリスクが高く、引受人が見つけにくい場合がある。
2016/06/20所長ブログ・新着情報
マネーロンダリングとは、犯罪などで得た汚れた資金を、その出所を偽装したり隠したりしてきれいな資金に見せる(資金洗浄)行為を言います。
わが国では、平成12年に「組織犯罪処罰法」が制定され、届出の対象が従来の薬物販売収益に係る取引から200を超える重大犯罪収益に係る取引に拡大され、平成19年には「犯罪収益移転防止法」が制定され、届出対象事業者が従来の金融機関等からクレジットカード事業者等に拡大され、平成22年には為替取引を行う資金移転業者が届出義務のある特定業者に追加されました。
届け出られた疑わしき取引に関する情報は国家公安委員会・警察庁で管理され、必要に応じ検察官・司法警察職員・税関職員等の捜査機関に提供されています。
最近の事例では、米国などでだまし取られた約3億円を日本国内の口座から不正にひきだしたとして、ナイジェリア人と日本人の9人が組織犯罪処罰法と詐欺の疑いで逮捕されました。(6月11日の報道)
2016/06/16所長ブログ・新着情報
Dept Equity Swapとは、債務(Dept)と資本(Equity)を交換(Swap)することです。
債権者から見たときは、「債権の株式化」であり、債務者から見たときは「債務の資本化」ということです。
つまり、債務者である会社は、借入金を返済しなくてもよいかわりに、債権者に株式を発行し、他方、債権者は貸付金を回収しないかわりに債務者に対する資本金を債権額と同額増資することになります。
会社に社長借入金がある場合、社長の相続の時に会社に対する貸付金も相続財産になります。業績が悪く、返済の見込みがない貸付金に相続税がかかることになりますので、相続人はその貸付金を相続財産にすることを避けたいと思った場合にこの取引を利用します。
会社に多額の繰越欠損金が社長借入金以上にある場合には、社長がその貸付金を会社の贈与することにより、デット・エクイティ・スワップと同様の結果を得ることが出来ます。
2016/06/12新着情報
結論からいうと扶養控除対象とすることは、出来ない。
上記表題の親族が扶養控除の適用を受けるには、親族関係書類及び送金関係書類を確定申告書の提出の際に提示することとされているため、手渡しした場合には、送金関係資料が無いことになるためである。
国連の経済封鎖措置を受けている国に居住する親族へは、金融機関等を通じた送金が出来ないため、現地に赴き手渡しで生活費等を手渡ししざるを得ないそうである。
2016/05/19新着情報
3月28日文からの続きです。
昼食後、ホールで趣味のサークル活動を見学できるとのことで、スクウェアーダンスの時間帯であつたので見学に行きました。参加者は女性が6人、男性がひとりで練習を終了したところでしたが、強引に仲間に入らされ教えられるままにそれらしき体の動きをしてみました。男性が足りないので、入会を勧められましたが、私は移住者では無いため、入会資格は無く楽しい余韻を感じながら引き上げました。
夕方近くに日本人会の会長ご夫妻との食事会がありました。既にクアラルンプールに居住している2組のご夫婦と私が「新人」という紹介をされたのですが、たまたまこの日の夕べはマレーシア観光局のプロモーション・ビデオの作成を行うとかで司会者、監督、カメラマンが忙しく動く中、私もセリフのある「出演者」のような役割を突然仰せつかり、監督(日本人会長の奥さん)からの質問を受けながら答えるというカットに出演しました。元々役者志望でした(マサカ!)ので、楽しかったです。
下見ツアーには参加しましたが、10年ビザを取って直ぐに移住という訳には行きませんが、将来的に実行するキッカケには多分なるでしょう。しかし、私の女房はとても一緒に移住するなんてことは、夢にも考えないでしょうから「卒婚」の一形態として、これから何とか工夫(?)をしてみます。
昭和33年からテレビで放映された「快傑ハリマオ」が活躍した舞台はマレーシアで、ワクワクしながら毎週テレビの前にかじりついていました。「団塊世代」の少年時代の手にかいた汗が雫としてマレーシアの緑濃いジャングルの葉に滴っています。
2016/04/30新着情報
3月21日にマレーシア/クアランプールの日本人会を訪ねました。
MM2Hビザ(10年ビザ)の取得等のサービス・エージェントが募集した下見ツアーの内容の一部です。
日本人会の訪問は、ツアーの3日目で、ホテルのロビーでエージェントのスタッフと待ち合せましたが、Iさんという日本人のスレンダー美人で英語を流暢に話し、まさにインターナショナル・キャリア・ウーマンの典型という印象を受けました。
日本人会訪問の前に、事前にお願いしてあったスポットを含め様々な施設を案内してもらいましたが、初めに案内されたのは日本人墓地でした。多数のツアー客の中で日本人墓地を案内スポットに指定したのは、私が二人目だそうです。
私が指定した案内スポットのもう一つは、外国人のためのインターナショナル・スクールです。私のクライアントの家族(母親とその子供)で、当地の当該スクールで英語や中国語を習得するため母子で移住した方もおり、テレビからの情報でも興味があったためです。
大病院に案内されて、日本語が堪能なドクター(中華計マレーシア人)を紹介されましたが、当地では、大きな建物の中にテナントの様に診療所がある点が、日本と異なる仕組みです。同一の診療科が複数ありますので、評判のいい,又は自分に合いそうな診療所を選ぶことが出来ます。
日本人会の会館の中にある日本食堂で、焼き魚定食を食べました。従業員は中華系なのか日本人なのか見分けが付きませんでしたが、日本にいるような雰囲気の中でホッとするひと時でした。
この後の模様は、次回にします。
2016/03/28新着情報
マレーシア政府が1987年に始めたもので、当時は「シルバーヘアー・プログラム(銀髪計画)」と呼ばれ、2万人を目標にしていたそうですが、2001年末までの申請者が800人と振るわなかったため、2002年申請条件の大幅な緩和策を打ち出し、制度名も日本語訳で「私の第二の故郷計画」と改名しました。
歓迎されざる申請者や参加者が目に付くようになったことへの対策としても、制度内容の変更が行われたようです。
マレー(マレーシア)といえば、「マレーの虎」と呼ばれた山下奉文大将を直ぐに思い起こす世代は、私の父の世代でしょう。
私の世代は、まだテレビが少なかった1960年4月から放映された「快傑 ハリマオ」の印象が強烈に残り、マレーと言えばこれしか無いのです。
主題歌の「真っ赤な太陽燃えている 果てない南の大空に・・・」の歌詞は今でもそらんじて歌えます。年齢を重ねた今、マレーシアに対して持つ印象が更に強くなり、その不可思議な魅力に引かれるようになりました。
そのキッカケは「ご褒美人生マレーシア」(イカロス出版)を手にしてからです。著者の坂本恭彦氏は大手商社を退職したのち、マレーシアに移住し、このプログラムの推進に尽力されている方だそうです。
移住者の年齢が50歳未満とそれ以上の区分で経済的な資格条件が異なりますが、このプログラム用のMM2Hビザ(滞在期間10年)の取得時には経済的条件が厳格に適用されるとのことです。
現在、このビザの取得者は約1500組だそうですが、2011年3月の東日本大震災以後増加傾向にあるそうです。
来月に日本人会等の見学ツアー(随時一人参加可)に参加しますので、報告いたします。
2016/02/15新着情報