「出石蕎麦と出石城」
9日の小旅行について。
「出石」を「いずし」と読める東国方面の方は、少ないと思われますが、城郭ファンやいわゆる小京都ファンには、別格の城下町であると思われます。
出石蕎麦を先に書いたのは、この蕎麦を賞味するために訪れる観光客の方が多いと思われるからです。
私は元祖蕎麦の郷の信州人であり、「いばらき蕎麦の会」の創立以来の会員であり、こと蕎麦に関しては独特な感性を有していると自任していますが、この出石蕎麦の美味さは群を抜いています。一番人気の皿蕎麦を注文すると、きざみ葱・とろろ・生卵付きで、汁は成分不明のやや甘味があります。追加一皿130円ですが5皿追加し計10皿を一気に食しましたが、ネギ等が無くなりましたので、ストップしました。但馬訛りの「蕎麦湯どうぞ」が何とも心地よい響きで蕎麦の美味さに更に味を添えています。実はこの蕎麦は信州上田の大名仙石家が出石にお国替えになったときに蕎麦職人も連れていったことからという由来を知ると合点がいきました。
石高5万8千石にしてはやや小ぶりなお城ですが、城の周辺には清流が勢いよくながれ、城郭ファンにはたまらない魅力があります。
それにしても、出石は遠い。6時の新幹線で出発し、京都・福知山・豊岡と乗り継ぎ、バスで30分かけてやっと着きました。11時半過ぎでしたが、訪ね甲斐のある城下町です。
2016/01/14/新着情報