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「一書入魂」・・・宝塚(ヅカ)読本  中本千晶

宝塚歌劇の入門書でしょう。一度でいいから、「目立たずに」見てみたいと思っていました。兵庫県宝塚市の宝塚大劇場は城下町ではないので、行ったことは有りませんが、帝国ホテルの傍の東京宝塚劇場の入口付近の異様な光景を偶然見てからは、恐れをなして、観に行こうという気持ちが萎えてしまいました。もっとも、チケットを入手すること自体が大変困難であるとのことで、秘かな望みも潰えつつあります。

男子や初心者には近寄りがたい独特の世界であることは、解っているのですが、「覗き見」したいのです。

中学2年生の時、修学旅行の最終日に観劇した浅草の松竹歌劇団のレビューショーが、いまだに目に焼き付いています。これより規模が大きい宝塚歌劇を観たいと思う気持ちが老境に入りつつある昨今特に強くなってきました。

観劇出来そうにないのですが、少しこの本の内容に触れてみます。

宝塚の男役のトップを極めることのできる人は、作者によれば、「役者として華のある人」だそうです。では、「華のある人」とは、「その人のために一肌脱いであげたくなるような人」だそうです。つまり、観客に「この人にセンターに立ってほしい」と思わせる魅力があるのはもちろんのこと、他の出演者や舞台裏を支えるスタッフからも「この人のためにいい舞台を作ってあげたい」と思わせる力が必要だと述べています。

更に作者は、次のように言及しています。

「かつて、松下幸之助氏が、人材を見極める二つの条件として「愛嬌と運」という名言を残したが、宝塚トップスターの条件もこれに近いものがあるかもしれない。松下さんのいう「愛嬌」というのが、「華」に近いものだろう。そして、偉大なトップスターになるためには「運」も大事だ。前のトップがしかるべき時期に退団してくれる「運」、協賛スポンサー付きの大作にあたる「運」、よい相手役にめぐり会う「運」など、さまざまな「運」も必要なのだ。」と。

ますます、観たくなりますね~。

2013/05/07一読入魂所長ブログ

「財産分与と退職金」

離婚に関する財産上の効果として、「協議上の離婚をした者の一方は、相手方に対して財産の分与を請求することができる。」とされています。(民768①)

(東京高裁H10.3.13)

将来支給を受けるであろう退職金は、その支給を受ける高度の蓋然性が認められるときには、これを財産分与の対象とすることが出来ることとした。ただし、婚姻期間に対応する部分のみとする。

判決では、元妻の退職金についての寄与度を算定した。

離婚すると様々な面倒なことが起こりますが、最後の最後まで「お金」で帳尻を付けることになりますね。

2013/05/07所長ブログ新着情報

「一書入魂」・・・全国空港ウォッチングガイド(全85空港)

この本は、全国85空港の主として撮影ポイントのガイドです。もちろん、各空港の概要解説、空港アクセス、就航エアライン情報のほか、航空管制周波数も記載してあるマニア必携のガイド・ブックです。

私は、撮影も航空管制通信傍受も趣味にはありませんが、空港の立地環境・空港の地図に興味があり、iPadで空港の航空写真と見比べることが、好きなのです。

成田空港で、トランシーバーで管制官とパイロットとの交信を傍受して、その内容を話題にしていたマニアを見て、驚愕したことが有ります。関西なまりでしたので、さらに驚くとともに、マニアならではの行動に納得しました。

2013/05/06一読入魂所長ブログ新着情報

「一読入魂」・・・ムッシュ (ムッシュかまやつ)

「ムッシュかまやつ」こと「釜やつ弘」は、1938年東京生まれであるが、父親は日系二世でロサンジェルス生まれのミュージシャンであることから、ごく自然に音楽の道に進んだようです。

「ムッシュ」に関しては、元スパイダースのメンバーで、歌手の森山良子とは従兄妹同志である事位の情報しか無いのが大多数の方々の印象であると思われます。もちろん私もスパイダースに絡んで「ムッシュ」を知っている程度でした。

元メンバーの堺正章さんや井上順さん、田邉昭知さんは派手に活躍している印象が強かったのでしたが、「ムッシュ」はいつも一体何をしているのか?と思っていました。この本を読んで、「好き放題やっていたんだな」と判りました。

薄い文庫本ですが、戦後から現在までの和楽・クラシック以外の「日本の音楽史」と言っても良いくらい、分りやすく説明してあります。もちろん「ムッシュ」が関わった部分のみですが、それにしても過去・現在の著名人が相当数出てきますので、「ムッシュ」がいかに多方面の活動をしていたかと驚かされます。

決してイケメンとは言えませんが、あのクシャクシャな顔(申し訳ありません)や、その静かな語り口に何故か「ホッ」とする波動を受けるのは、私のみではあるまいと秘かに想っています。

世間一般で言われている「年齢の区切り」では、そろそろ「後期高齢者」になろうとしていますが、まだまだ「同じ顔」で「独自の音楽」を与えて欲しいと願っています。

好きな言葉は、「KEEP ON」だそうです。好きだなそんな「ムッシュ」が。

 

2013/05/05一読入魂所長ブログ新着情報

「浅草の名所・旧跡」・・・今戸神社

今戸神社は最近「婚活神社」として賑わっているとのことですが、「オス・メスが対になっている招き猫」の神社としての方が以前から著名でした。もういい年のお姐さんになりました「双子の歌手・こまどり姉妹」の唄の歌詞に出てきます、・・・と言っても「婚活」している若者は知らないでしょうがね。私のようなオジサンには、忘れられない歌手(今も現役)です。

この招き猫を申し込もうとしたら、4か月位先になるそうで、予約を止めたことが有ります。

また、ここは「新撰組副長の沖田総司」の終焉の地だそうです。いずれにしても若い女性が人力車で駆けつけるのは理解できます。

2013/05/04所長ブログ新着情報

「新聞記事から」・・・数学者 秋山仁先生

4月26日付けの日経夕刊に数学者の秋山仁さんの記事「学びのふるさと」をみて思いました。

秋山先生は、「やりたいことをとことんやれ」とおっしゃっています。学生時代のことも紹介されていましたが、数学以外はあまり成績がよくなかったとのこと。この言葉は、担任の先生の言葉だそうです。これ以後、秋山先生の挑戦がはじまったとのことですが、研究職に就いた後、数学者を志した多くの友達が、次々に志を捨てる姿をそばで見続けてきたそうです。

営業職でナンバー・ワンになる人は、意外にも、最初は使い物にならないという印象を持たれるタイプが結構いるそうです。

秋山先生も屈辱をバネにして「やりたいことをとことん」やってきたとのことです。

日々経営者の方々と接していますが、いわゆる「勝ち組」の経営者の方々の人生行路と相通ずるところが有るように思えます。

2013/05/03所長ブログ新着情報

「やはり旧城下町で育った若者は違う」・・・伊予大洲と豊後竹田

日本全国の城下町を訪ねる旅を続けていますが、その中で感服した二つの城下町の若者の印象です。

一つ目は、伊予大洲(愛媛県大洲市)です。大洲城跡の旧三の丸に大洲高校があり、その近くで中江藤樹邸跡を探していた時のことです。大洲高校の女子学生が近くにおりましたので、私は「中江藤樹の旧宅はどちらですか?」と問いかけましたら、その女子高生の返事が、「藤樹先生のお宅跡は・・・」でした。敬称を付けないで「中江藤樹」と言った私が恥ずかしくなりました。

郷土の偉人に対する態度や言葉使いに心から感服しました。

二つ目は、豊後竹田(大分県竹田市)です。早朝に武家屋敷街を散策していたところ、そばを通る若い女性達が皆私に「おはようございます」とあいさつをするのです。話はしませんでしたが、親しみを込めた挨拶であることはわかりました。皆さんの

「わたしの町を見に来てくれてありがとう」という気持ちが伝わってきました。大変気持ち良く見学出来ました。

城下町で育った若者は、「やはり、一味違うな」と思いました。江戸時代の大名の藩としては小さいのですが、小さい故でしょうか、何故か城下町の気風が脈々と受け継がれてきているように思えます。

2013/05/03所長ブログ新着情報

「浅草グルメ考」・・・鉄鍋ハンバーグ 玄妙 浅草馬道

メニューには、創作年度と愛称が写真入りで載っています。たとえば「ミネハン」(ミネストローフのスープ)、「キムハン」(キムチ入り)ほか様々なスープ味のハンバーグのメニューがそ揃っています。今まで食べたハンバーグの中では、イチニを争う美味さです。花川戸の北の馬道であるため、立地としては不利であろうが、この味を覚えたリピーターの口コミでファンがかなり広がるでしょう。

全部のハンバーグ・メニューを「踏破」師したい。

2013/05/02所長ブログ新着情報

「SNSのつきあいに困った」・・・予期せぬ友達申請

SNSで戸惑い、トラブルに発展するケースも増えているらしいですね。

私のような団塊の世代はいわゆる新型メディア・ツールは苦手ですので、「友達申請」がきても全て無視しています。そのことで、人間関係に齟齬をきたすなら、むしろそのような人とはお付き合いしないと自分ルールで決めています。

酒も断酒という形を継続していますので、それまでのお付き合いの仕方とは激変しました。確かに、前のように気楽に誘い合って飲酒できれば淋しさも減るでしょうが、「一緒に飲めない人とは付き合えない」と言われても飲みませんの一言で流しています。

SNSも関わりません。それに煩わされるより、孤独に耐える方を選択します。

まあ、このようにしていますと、世界が白黒の画面に近くなってきますが、寝て見る夢は、すべて「総天然色」です。「パート・カラー」ではありません。この単語の意味をニヤニヤして考えるのが、「われら団塊の世代」です。

 

2013/05/02所長ブログ新着情報

「新聞記事から」・・・個人保証制度

「個人保証制度」・・・企業が金融機関から融資を受ける際に、経営者や第三者を保証人にする制度

第三者による連帯保証は法制審議会が全面禁止に向けて議論しているとのことだが、金融機関の反対で今後も維持される見通しのようです。

最近は第三者による連帯保証は、目立って少なくなってきたように見えます。古い時代の小説や映画では、没落する運命の引き金がこの連帯保証であることが多かったように思えます。

自宅を購入した時、様々な物件に当たりましたが、中にはクライアントの連帯保証のために、自宅を手放さざるを得なかった税理士の自宅もありました。

中小企業庁と金融庁は経営者自らが融資の保証人になる「経営者保証制度」で、企業が倒産しても個人財産が全額没収されないよう指針を作るとのことです。起業意欲をそがないようにするため、新しい指針に期待します。

2013/05/01所長ブログ新着情報