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「一読入魂」・・・フレンチの侍(市川知志)

一読して「侍」というより「荒武者」との印象を受けた。著者のあとがき「普通、料理人が世に出す本は料理写真とレシピなどが書かれたものだ。しかし僕は何か違った形のもの、どのページをめくってもレストランの香りがするような本を作ってみたいとつねづね思っていた。」(原文のまま)にあるように料理、ましてやフレンチにはズブの素人である私にとっても著者の迫力が全ページに亘り溢れる書であり、フレンチに強烈な興味を抱かせるに至った。

私は税理士としての仕事上、飲食店経営者に接する機会が多いが、このような舞台裏がある世界であることは全く知らなかった。

文中の著者の言葉をそのまま紹介します。

「割烹や料亭でも同じプロセスを踏むのだろうが、いかんせんフレンチは客のパイが絶対的に少ない。フレンチらしいトレンドを崩さずオードブルからデザートまできわめ、きちっと集客し、お客様に喜んでいただく。これは想像以上に難しい。フレンチをやっている限り、生き延びていること自体が奇跡と思うことがある。これで儲けようと思うのは間違いだ。」

「あえて言うとフレンチの過ちは、暗黙のうちに[差別こそテクニック]にしてしまったことだと思う。すべての店がそうではないが、グルメ風なお金持ちの客ほど手厚くサービスし、そうでなさそうな客には冷淡なサービスをする。レストランの空気の中に、その落差を感じたことのある人は、あんがい多いのではないだろうか。」

まだまだ著者の現実を直視し、深い洞察眼を通した珠玉の直言がたくさん有ります。

著者のお店に行きたいが、同伴者が居ない。

2013/03/02/一読入魂所長ブログ

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