「新聞記事から」・・・杏林大学のPR記事(25.3.11日経朝刊)
表題・・・「これからの日本を支える日中英トライリンガル人材」
杏林大学外国語学部のPR記事に目を引かれました。「中国、香港、台湾に加え、中国語を第二言語とするシンガポールやマレーシア、さらに中国系移民の多いカナダ、オーストラリア、アメリカも含み、15億人以上に達します。このことからも、中国語を使えることは、グローバル人材にとって大きな力となるでしょう。同時に、この圏内では英語も必要ですから、トライリンガル養成が必要と考えたわけです。」(原文のまま)
国税局の勤務時代の調査時の話ですが、採用した社員で外国語が堪能(外国語学部出身者)な者は、その特定の外国語の能力以外の能力の観点からは不十分な者が多いと聞いたことが有ります。会社が求めているのは、通訳そのものではなく、営業等の点でも能力を発揮して欲しいとのことでした。外国語のビジネス・クラスの習得には多大な努力と時間が必要でしょうから、外国語の対応能力以外の能力の習得も含めると、求められる基準に達するには通常の学生生活では無理のように感じられます。
この大学から輩出される人材に大いに期待されるところです。