「聞いた話」・・・金融トラブルで信託銀行敗訴
ある信託銀行に預金していた80代の一人暮らしの女性が、その信託銀行の勧誘を受けて全預金を解約して、リスク性が高い投資信託を買わせられた。後日投資額が半減したことを知らされ、定期預金の更新ぐらいにしか思っていなかったので提訴に及んだ。
銀行が売った投資信託や仕組債で出した損失の返還を求めて、顧客が訴訟を提起する件数はリーマン・ショック後、かなりの数に上がっているらしい。しかし、顧客が勝訴した例は、ほとんどないそうだ。そもそも銀行の販売手法や金融に詳しい裁判官が少なく、さらに契約書が存在するのに加え、銀行側が提出した顧客とのやり取りの詳細な資料を裁判官は信用してしまいがちであるそうだ。
2月20日の大阪地裁での判決は、銀行側の主張のほとんどを「作り話」と事実上、認定した点で画期的と言えるそうである。
何とかならないでしょうかね、この手の話は!!