「私の趣味・・・城郭・城跡巡り」
私が最も多くの時間を掛けている趣味は「城郭・城跡めぐり」です。
小学4~5年生の頃、生家にあったある雑誌の城に関する記事をたまたま見たのがキッカケとなって、趣味として今に続いています。ある城の城門でしたが、見た瞬間背筋が「ゾクッ」として快感らしき衝撃が走りました。
人物往来社発行の「日本の名城」(昭和36年1月13版)を親に必死にせがんで買ってもらいました。小学5年の時です。
この本の価格は480円でしたが、実家の和菓子屋の「酒まんじゅう」一個が5円の時代でしたので、小学生が買い求めるにはかなり高価な本であったと思われます。いつもサイフの紐が固かった母親が何故かすんなりと買ってくれました。総グラビアで263ページあり、装丁は紺の布張りで格調高くまさに最高の宝物でした。
この本を何度も読み返し「城郭・城跡めぐり」が始まり現在に至っています。
私は「趣味は何でしょうか?」と聞かれれば即座にこの趣味を挙げますが、各界の著名人で秘かな趣味として他人に明かさない方々が結構いるらしいのです。作家の遠藤周作さん、元プロレスラーの藤波辰巳さん、歌舞伎役者の先代市川染五郎さん、落語家の春風亭昇太さん(最近は城に関する本を出版していますが・・)などの方々です。
最近は「親父ギャル」から進化し、「鉄女」「歴女」と言われる女性も多くなり、「城女」も多いであろうと推測されます。
廃藩置県の時、大きな石高の大名の城下町はその後の大規模な都市化により城下町の風情が失われつつありますので、交通が不便な小さな城下町は私にとって正に「宝物」です。
宝物の小さな城下町の魅力を今後このブログで発信して行きます。