「佐渡遍路」・・・涅槃の場
第45番から66番までの涅槃の場を4月15日・16日の一泊二日で廻りました。年1回の遍路ですので、スタートは2年前になります。総勢30有余名の善男善女が佐渡に参集しました。
新潟交通のバスガイドさんは、明るく話の途切れない、賑やかな話芸が際立つ方で、大いに遍路道を楽しませていただきました。また、田や畑、水辺に「トキ」を偶然見ることもでき、居眠りをする間も有りませんでした。
佐渡遍路の最大の特徴は、巡拝する各寺院やそれを取り巻く風景の素朴さの魅力にあると思います。野辺に咲くタンポポ、スミレ桜、名も知らない雑草・花々の清純な可憐さに素直に感動します。
かつては地元の人々の篤い信仰の対象であった立派な仏様が、当時のお姿を今も変わらずに座しておられますが、無住職の寺院が多くなってきているとのことで、大変残念に思います。
毎回、第29番安照寺の梶井御住職を先達として、お導きを頂き、今回も22カ寺を巡ることが出来ました。 合掌