国税庁は知っている!?
(令和元年12月14日付日経より)海外口座情報189万件入手
国税庁、税逃れ監視
国税庁は、海外の税務当局と金融口座情報を交換するCRS(共通報告基準)により、2019年分として日本の個人や法人が85か国・地域に保有する口座情報約189万件を入手したと発表した。国税庁は国際的な税逃れの監視に力を入れており、この情報を税務調査に活用するとのことである。
CRSは、外国の金融機関に保有する口座を利用した国際的な租税回避を防止するために、OECDが策定した金融口座情報を自動交換する制度です。
平成27年度税制改正により、平成29年1月1日以後租税条約等の情報交換規定に基づき、各国税務当局と自動的に交換されることなります。
従って、平成28年12月31日以前に設定された口座等に係る情報も新たに開示され調査対象となることが想定されます。まもなく確定申告の時期になりますので、該当する口座をお持ちの方は、税理士にご相談下さい。
2020/01/03/新着情報