粉飾決算は麻薬と同じ
粉飾決算は麻薬と同じです。飲んだ時(粉飾決算をした時)は一時的に「楽」になりますが、薬の効果が切れた時(次の決算期を迎えた時)また我慢出来なくなります。
中小企業が金融機関から借り入れをしている場合に、一般的にプレッシャを感じるようです。会社の経営状態が悪い状態が続くと、金融機関は借入条件を厳しくしたり、新規の借り入れを停止することもあります。そのため中小企業はたとえ税金を多く払ってでも粉飾決算するようになります。
一般的に脱税することの方が税金を余計に払う粉飾決算より悪質であると思いがちですが、粉飾決算の方が時には脱税行為よりも悪質と見なされることも多いです。粉飾決算が発覚すると金融機関の評価を元に戻すには不可能となる場合が多く、次第に会社自体を蝕んでいき、業績も下降線を辿っていきます。社内改革を進め、コストダウンや新規得意先の開拓に尽力する方が結局は会社自体の存続が図れると思います。即効性のある「麻薬」は危険です。
会社法第429条(役員等の第三者に対する損害賠償責任)
*決算書に虚偽の記載のために第三者に損害を生じたときは、取締役はこの第三者に対してその損害を賠償すべき責任を負うことになります。
2019/10/09/新着情報