一読入魂・・・日本史の謎は「地形」で解ける 竹村広太郎 著
正に「目から鱗」の日本史謎解きの名著であると思います。
息をつかせず、一気に読めました。只々、感心し、納得する項目ばかりです。
その中の一つ「なぜ信長は比叡山を焼き討ちしたか」について。
この本を手にする前に、滋賀県の大津市にある膳所城と高島市にある大溝城を訪ねる日帰り小旅行を計画していましたので、比叡山にも上ってみました。
この本の著者は、信長の比叡山焼き討ちの背景は、京都に進軍する際、逢坂峠を超えるルートが比叡山の僧兵の襲撃を受けると壊滅的な損害を受けることを恐れたと解説しています。確かに近江の大津から京都の山崎まで抜けるルートは高い比叡山に見下ろされています。比叡山の僧兵を根こそぎ壊滅させるために女子供までも凄惨な殺戮の犠牲者になったとのことです。
比叡山は紅葉が見事で、この本の内容は忘れるほどでした。
2013/11/28/新着情報